公務員にはならない理由

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公務員になることを志している人は、間違いなく考え直すべき。

 

どの資料を見ても、公務員を志望する大学生の大半の目的は「安定」することだ。

マジョリティの考え方はいつも、どの場合でも砂糖たっぷりで、苦味というものを知らない。

そして公務員になりたいと言っているやつらは裸を曝け出して歩き回っているようなものだ。

 

 

公務員志望者をはやし立てた僕だが、実は約一年前まで高校の教員を目指していた。理由は現代の彼らに取って代わって僕がやった方が絶対生徒のためになると思ったから。

 

しかしそんな現実味の無い考えはもう辞めた。

1つの目的に突っ走るのではなく、様々な条件を吟味して妥協しながらするのが良い選択というものだ。

 

 

そうなると僕には教師になる理由は1つもない。

 

 

ここで僕が公務員という職を貶した理由を説明していこう。

 

 

まず、公務員は安定すると言うやつは思考が行き届いていない。

 

公務員がリストラに遭わないという確証はどこにもない。

 

具体的に見てみよう。

 

 

公務員が受ける処分は

❶懲戒処分

❷分限処分

の2つに分けられる。

 

❶懲戒処分とは、法律・条例・規則などのルールに違反した場合に職務怠慢という理由でなされる。

 

対して、❷分限処分とは、職員が不正な行為を行っていないにも関わらず、<役所の公務能率を下げないため>に行われる処分である。

 

懲戒処分と同様、分限処分でも最悪クビになる可能性がある。

 

 

確かに民間企業に比べ、法律が直なルールとして拘束されている公務員は柔軟性に欠けてもしょうがないのかもしれない。

だがこんな状況下で本当に己の良心にしたがって御国の為に労働を奉仕することは幸せなことなのだろうか。

 

これに加えて、更に面白い法律を紹介する。

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地方公務員法32条(法令等及び上司の命令に従う義務)

職員は、その職務を遂行するに当つて、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。

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こんな馬鹿げた法律見たことない。

セメントで出来た脳みそならこのような法律が作れるのだろうか。

 

上司に従えだと?反抗心がそそられるではないか。

 

 

 

次に、公務員が安定しない理由の2つ目を説明する。

 

 

そもそも「安定」とは何を意味するのか。

 

保証された給与?

さっき覆した終身雇用?

 

 

それでは、給与についてだ。

 

大卒生が国家公務員の一般職で働いた時、初任給は179,200円。

 

同じ大卒生が他の職に就いた場合の産業別、初任給の平均はこちら。

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引用 https://allabout.co.jp/gm/gc/468961/

 

とてもやる気は出ない。

 

 

 

だがここで、僕が伝えたい話のメインは収入そのものではない。

 

 

ズバリ、「安定力」というのは、「復活力」なのだ。

 

リストラされる。復活する。リストラされる。復活する。....

を繰り返すことが可能なら、どこに就職したって安定である。

 

しかし

リストラされる。終了。

これではたとえリストラの確率が低くても、とても安定とは言えない心もとない状態だろう。

 

 

 

公務員の収入額は年功序列制だ。

 

努力をしなくても、時の流れに身を任せジジババに近づくだけでもらう額が増えてゆく。

 

これでは自らの成長の意思が固まりづらくなるのも当然だ。

よって公務員は書類上の作業が大半であるから、一人の人間としての市場価値を高めるスキルを身につけることも困難になってゆき、やがて回復力はゼロに等しくなってゆく。

 

民間企業からすると、「学校で10年働いてやめました。」という人はあまりにも価値がなさすぎるし、魅力もない。

即戦力となるスキルもない、忍耐力が無いため教育して育てる価値もないと評価されるばかりである。

 

 

 

この話を聞いてまだ公務員を目指すか?

 

 

以上が僕が公務員にならない理由だ。

 

それでも目指すという人は恐らく自分の人生に期待を抱いていないのであろう。

それに公務員ならラクそうだから。

 

 

 

後悔はしないように思考は怠りたくないところだ。