高3の僕が理科基礎全部やって分かったこと。

タイトルにある通り、理科基礎全部勉強してみました。もちろん文系です。

 

高2の人なんかは特に理科基礎の選択に迷ってる人が多いと思います。

 

 

ずばり、地学・物理をお勧めします。

 

それでは理由を書く前にまず、僕の独断と偏見で作成した「難しさ暗記量楽しさグラフ」を見ていただいて、それぞれのメリット・デメリットをこれまた独断と偏見で書かせて頂こうと思います。

 

こちらをご覧下さい。

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                     「地学基礎」

【メリット】

①考えれば分かる。

: ロジックを知ればもう覚えることはありません。

気候、宇宙の誕生など、考えてみれば当たり前のことだらけなのが地学基礎の特徴です。

地質時代は暗記するのみですが、それ以外の暗記事項は暗記しようとせずともロジックとして身につきます。

 

②一周するのに必要な勉強量が超少ない。

: 地学基礎は10時間あれば教科書を一周はできると思います。

YouTubeで地学基礎の解説をしてくださっている Webたま という方は約3〜10分の動画を40本弱出されているので4時間くらいで全部見れると思います。

僕は1.75か1.5倍速で見たのであっという間でした。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLiU6iOJcU4M2S_wxa7S34D2IwPRM9it00

 

【デメリット】

ないです。

 

 

      「物理基礎」

【メリット】

①出題パターンが超少ない。

: 力学だと間違いなく二つの物体を紐で繋いだ問題か基本事項を問う問題、熱分野だと熱収支か熱効率以外ほぼないです。

波ですと振動数、波長、速度、周期のどれかを求める問題しかでませんし、公式は2つくらいで対応できます。

このように分野ごとに出題パターンが一瞬で思い浮かぶほど限られています。

 

②応用が効く。

: 公式の意味を理解すれば、そこからは自分の応用力のみで全て乗り越えられます。

問題の形式を覚える必要は基礎だとほぼないとみていいでしょう。

 

③常識問題が簡単すぎる。

電気ストーブは何エネルギーを何エネルギーに変換しますか?というレベルの問題が毎年センターに出題されています。

 

【デメリット】

①参考書が少なすぎる。

: 受験者が少ないので、基礎のみの参考書は断然少ないですね。

ただし、理系の友達に全て解決してもらうことが可能です。

ここが化学基礎・物理基礎の強みです。

 

②数学が苦手だときついかも。

: 公式を何度も使って慣れるという作業は数学と同じです。

ただ、さっき書いたように問題の形式慣れはほとんど要らないという点では大きく異なります。

確かに計算量が1番多い科目ですが、計算が1番難しいのは断トツ化学基礎です。

 

 

      「生物基礎」

【メリット】

①直結して生きる上での役に立つ。

: 成績以前に学んで最も得をするのが生物基礎です。

故に「へ〜!」と思うことが本当に多々あります。

適応免疫、ホルモン、神経系、植生の分野は特に僕たちの生活に直結することなので、生物を学ぶと科学的根拠に基づいた人生の質向上に繋がります。

 

【デメリット】

①覚えることのキリがない。

: 覚えること多すぎです。

覚えることしかないです。

ロジックで正解を導けることは恐らくほぼないです。

重要事項を覚えた上でのロジック作りや計算が求められるので、結構めんどくさいです。

 

 

      「化学基礎」

【メリット】

①他の理科科目と何かしらリンクする点が多い。

: 生物基礎のヘモグロビンに関する発展知識、物理基礎の原子に関する知識、地学基礎の岩石や宇宙の成り立ちに関する知識etc.において化学基礎の知識は様々なところにおいてヘルパーになります。

 

【デメリット】

①覚えることが超多い。

: まず化学式というものの仕組みを知るところから始まります。

そして化学式や周期表における位置関係を利用しながらその物質の特性を明らかにしていきます。

周期表を覚えるだけでも目眩がしそうになるのに、燃えた時の色から複数の物質の化学反応からできる生成物まで、気の遠くなる暗記作業を繰り返した後、高い思考力を試されます。

 

②理解できない問題が多々登場する。

: 解説だけでは理解できず詰まることが僕はよくありました。

問題文だけでさえ難しいのに、計算もたまに大変なんですよね。

非常に思考力が必要な科目です。

 

③常識問題が少し難しい。

: 物理基礎や地学基礎に比べて常識で解ける範疇とされる問題が単なる常識では解けないことがよくあります。そこらへんの製品の素材の正式名称とか。

 

 

 

それではやっと、僕が地学・物理をお勧めする理由を書いていきます。

 

〔理由〕

どちらも「すぐ」伸びて「長く」安定します。

なぜかと言うと、ロジックが簡単かつ暗記が少ないからですね。

コストパフォーマンスの面では素晴らしい二科目です。

 

消極的な理由ですが、生物基礎は相乗効果がほぼ無いということもあります。

僕は世界史と地理と現社と数Ⅲの四つは勉強したことがないので断言はできませんが、生物基礎で学んだ知識は生活には役に立ちますが他の科目にはまじで繋がりません。

ただ地理には植生の分野で被るところがあるかも知れませんね。

 

化学基礎は他と比べると時間がかかりすぎます。

 

理科基礎を全てやると分かるのですが、Aに関する知識がBに役立つということをA→Bと表すと、

「化学→地学」と「物理→地学」しか実用的なものはないです。

 

化学基礎の【メリット】で生物や物理に繋がるとも書きましたが、正直なことを言うと本当に繋がるのはその書いたところくらいしかないです。

地学には本当に繋がりますが。

ですので、コスパから考えると地学・物理が良さそうです。

 

 

 

しかし、僕が本当に伝えたいのはこのようなことではありません。

 

全部やってみたら?ということです。

 

生きる上で出来る限り沢山のことに手をつけてみるというのは鉄則にすべきだと思います。

 

何が自分にできるのかはやってみないと分かりませんから、取り敢えずやってみれば良いと思います。

 

無理だったら無理だったで、うまくいかない方法を一つ知れたというだけなので、失敗を恐れないことです。

 

僕は今センターを控えた12月に地学基礎の勉強を始めました。

学習の本質を忘れてはいけません。

受験勉強はただのゲームです。

じゃ!